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放射線室

放射線室の概要

「画像診断による迅速かつ正確な患者トリアージのために」
「良心と思いやりを持って地域の人々の医療に貢献するために」

24時間いつでもCT、MRI、血管撮影、X線撮影の質が高い画像を提供できる体制をとっています。
そして患者さんが安心して検査を受けられるように取り組んでいます。

スタッフの紹介

診療放射線技師
12名

検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師
  1名

X線CT認定技師
  1名

血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師
  1名

救急撮影認定技師
  1名

Ai認定診療放射線技師
  1名

第1種放射線取扱主任者
  2名

シニア放射線技師
  1名

ISLS(脳卒中初期診療)
  1名

放射線科担当看護師  1名
放射線室クラーク  2名

合計:15名

機器紹介

救急CT撮影室

救急室に隣接する救急CT撮影室は、GE製のマルチスライスCT装置と富士フィルムメディカル-島津製作所製X線撮影システムが1つの部屋にあるという救急対応に適したつくりであり、 救急搬送された患者さんの移動を少なくして迅速に検査することができます。
X線CT認定技師と救急撮影認定技師の管理のもと、診療放射線技師全員が一丸となって24時間の救急撮影に取り組んでいます。

X線撮影室

富士フィルムメディカル製のX線画像システム、島津製作所製のX線撮影システムを導入しており、頭部・腹部・骨などのX線撮影を行うことができます。
このシステムは撮影した画像を瞬時に確認することができますので、患者さんの待ち時間を短縮することにも一役買っています。
また、従来のシステムに比べて高画質化、被ばく低減化が実現できています。


マルチスライスCT

GE製の64列マルチスライスCTを導入しています。
この装置は、広い範囲を細かく短時間で撮像することができます。
X線CT認定技師の管理による標準化された撮像法や技術の向上に努めており、全身を対象に、あらゆる断面の画像や、より精密な検査を行うための造影検査などを行っています。

迅速な対応を必要とする解離性動脈瘤や肺塞栓の画像診断に役立っています。
また、脳卒中に対して4DCTA(経時的な血管の立体構造)や灌流画像を用いて脳血流評価を行うことができます。

MRI(磁気共鳴画像装置)

GE横河メディカル製の1.5テスラMRI装置を導入しています。 この装置は、放射線を使わずに強力な磁石と電波の力を利用して、全身をあらゆる角度から撮像することができます。

検査中は大きな音が鳴りますので、検査部位によって耳栓での遮音や、ヘッドホンを着けて音楽を聴きながら検査を受けていただいています。

検査時間は、検査部位により20~50分かかります。 当病院では、検査を行う部位に応じて様々な専用のコイルを準備しています。
主に脳、乳腺、肝臓、整形・産婦人科・泌尿器科領域等の検査や、MRA(血管)、MRCP(胆道系)の検査に有用です。

マンモグラフィ撮影装置(乳房撮影装置)

厚生労働省の勧告により、乳癌検診を行うにはマンモグラフィによる診断が必要となりました。
当病院では、島津製作所製のマンモグラフィ撮影装置を導入しています。
この装置には乳房を薄いシートで引っ張りながら圧迫することで、より広範囲の乳房を撮影することができます。

移動型X線撮影装置

富士フィルムメディカル製の移動型X線装置を導入しています。
主に胸・腹・骨の一般撮影を病室・救急室・手術室へ出張して撮影を行います。
フラットパネルディテクタ搭載の移動型X線装置は、出張撮影を行ったその場で瞬時に画像の確認が行えるため、迅速に患者さんの病状や、救急処置の確認を行うことができます。
また、バッテリーを搭載していますので、災害時等での活躍も期待できます。



デジタル全身血管撮影装置

フィリップスエレクトロニクス製のバイプレーン・フラットパネルディテクタ(新世代X線検出器)搭載のデジタル全身血管撮影装置を導入しています。
この装置は、同時に2方向からの撮影ができるので、造影剤量の低減や検査時間の削減につながっています。
また、患者さんの周囲を回転しながら撮像することで、CTで得られるような任意の断層面や、3D画像を任意の角度で表示することもできます。
これらの機能により、複雑な血管を明瞭に把握することが可能となり、より安全で、質が高く、効率の良い検査、治療を行うことができます。
主に肝腫瘍に対する塞栓術、透析用シャントの拡張術、そしてドレナージ術という体内の膿などを排出する際に使用しています。
また、血管撮影IVR専門技師が管理して、検査や治療時の被曝低減に努めています。


デジタル心臓血管撮影装置

島津製作所製の直接変換方式フラットパネルディテクタ(新世代X線検出器)を搭載した、デジタル心臓血管撮影装置を導入しています。
この装置は従来の方式に比べ高画質なため、病変部の観察に優れています。
また、血管撮影IVR専門技師が管理して、検査や治療時の被曝低減に努めています。

ここでは狭心症や心筋梗塞といった、いわゆる虚血性心疾患の診断や治療を中心に行っています。
主に手首の血管からカテーテルと呼ばれる細い管を心臓まで挿入して、選択的に造影剤(血管を映す薬)を使って心臓の働きや、血管の状態から病気の種類・重症度を診断しています。
必要に応じて経皮的冠動脈形成術(PCI)を行い、狭くなった血管を風船(バルーン)や、網目状の金属(ステント)を使って拡張する血管内の治療を行います。

FPD 搭載X線テレビシステム(骨密度測定兼用)

島津製作所製のX線透視装置を導入しています。
主に骨折の撮影や整復、神経根ブロック、子宮卵管造影、膀胱造影等を行っています。
またデキサ機能があるので骨粗しょう症などの骨密度も計測しています。

FPD 搭載X線テレビシステム

島津製作所製のX線透視装置を導入しています。
主に気管支ファイバー、大腸ファイバー、胆道ステント等を行っています。
また、午前中は健康診断用として胃バリウム検査などに活用しています。


術中イメージ

フィリップスエレクトロニクス製と島津製作所製の2台で手術室での整形外科の骨折観血的手術や泌尿器科のステント留置術や外科の植込み型カテーテル設置などに使っています。 夜間や休日の緊急手術にも対応しています。
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