臨床工学部

臨床工学部

臨床工学部の概要

当病院の臨床工学部は平成17年に管理事務管轄の臨床工学室として、医療機器(人工呼吸器、輸液・シリンジポンプ)の管理を主に発足した部署です。
業務としては、心臓カテーテル室・透析室の業務支援を行ってきました。そして、平成21年に病院新築移転を機に、臨床工学部へと名称を変更し、独立した部署となりました。
現在では、循環器科内科医長を部長とし、臨床工学技士が各業務を兼務にて行っています。


臨床工学技士とは?

「臨床工学技士」とは、高度医療の発展(医療機器の高度化)に伴い1987年に誕生した比較的新しい国家資格を持つ医療従事者です。
厚生労働大臣の免許を受け、医師の指示の下に、生命維持管理装置(呼吸・循環・代謝の一部を代行、又は補助することを目的とした装置)の操作、及び保守点検管理を専門的に行っています。

基本理念

  • 医学と工学の知識を最大限に発揮し、安全で信頼性の高い医療機器の提供を心掛ける。
  • 高度医療機器の特性・操作法を熟知し、患者さんに適切で質の高い医療サービスを提供する。

業務内容

透析室業務


  • 透析室内各種医療機器の保守点検
  • 透析液濃度・清浄度管理(熱湯・クエン酸消毒システム導入)
  • 透析関連物品(透析液・ダイアライザー等)管理
  • 透析管理システム(FNⅡ)の運営
  • 透析準備(セッティング・プライミング等)
  • 治療支援(穿刺・穿刺介助・返血作業・血圧測定等)

当病院の透析室は14床あり、血液透析(HD)を主に、血液濾過(HF)、血液濾過透析(HDF)や除水目的の限外濾過(ECUM)を行っています。 また、長期に血液透析を受けられている患者さんの他に、初めて血液透析を受けられる患者さん、検査や手術のため転院された患者さんの血液透析を行っています。
患者さんが快適に透析を受けられるように、14床すべてに電動リクライニングベッド・15型液晶テレビを設置しています。 さらには、急変時に即座に対応可能なように、各ベッドサイドには酸素・吸引設備を設置し透析室内には除細動器・セントラルモニタ等を常備することで常に安全な透析の提供を心掛けています。


心臓カテーテル室業務

  • 心カテ室内各種医療機器の保守点検
  • 心カテ関連物品管理
  • IABP(心臓の仕事量を軽減する機械)操作
  • PCPS(心臓と肺の機能を補助する機械)操作
  • ポリグラフ(心電図や血圧を測定し記録する機械)操作
  • IVUS(心臓の血管内を見る機械)操作
  • 体外式ペースメーカ操作
  • 植え込み型ペースメーカ操作(研修中)

当病院の心臓カテーテル室では、医師・看護師・放射線技師・臨床工学技士がチームとして携わり、狭心症や心筋梗塞に対する検査・治療を行っています。 急性の心筋梗塞等に対する緊急心カテ治療時には、24時間365日の緊急呼出体制にて対応しています。
その他、不整脈や除脈といった疾患に対しては、緊急的に体外式ペースメーカを使用したり、ペースメーカ植え込み術を行い、また、閉塞性動脈硬化症(ASO)といった下肢動脈疾患に対しては、心臓の治療と同じく、バルーン拡張・ステント留置などの血管内治療を行っています。

患者さんが安心して安全に検査・治療を受けて頂けるように、各部のスタッフがそれぞれの専門分野の知識・技術を最大限に発揮し、ワンランク上のチーム医療を提供できるよう努めています。


医療機器管理室業務

  • 中央管理機器の清掃・消毒・保守点検
  • 中央管理機器の清掃・部品交換・修理
  • 中央管理機器の清掃・保守点検表・点検マニュアル作成
  • 中央管理機器の清掃・貸出・返却管理
  • 中央管理機器の清掃・操作説明
  • 中央管理機器の清掃・購入・廃棄検討
  • 中央管理機器の清掃・関連物品(呼吸回路・人工鼻・マスク等)管理

人工呼吸器や輸液ポンプ等、38機種約200台の医療機器を中央管理し、医療機器の性能・安全性維持を目的として、日常・定期点検を中心に、オーバーホールや部品交換を行っています。 不具合が生じた場合は、出来るだけ迅速に対応し、故障時には可能な限りの修理を行っています。 また、貸出・返却管理を行うことで、使用後の清掃・消毒・点検漏れを防ぎ、次回使用の患者さんに清潔で安全な機器の提供を心掛けています。


血液浄化・補助循環業務

  • 持続的血液濾過透析(CHDF)
  • 持続的血液透析(CHD)
  • 持続的血液濾過(CHF)
  • エンドトキシン吸着
  • 単純血漿交換(PE)
  • 二重膜濾過血漿交換(DFPP)
  • 血漿吸着(PA)
  • LDL吸着
  • 白血球除去(LCAP)
  • 腹水濾過濃縮再静注
  • 大動脈内バルーンポンピング装置(IABP)操作・管理
  • 経皮的心肺補助装置(PCPS)操作・管理

病棟における重症の患者さんに対し、持続的血液浄化療法(CBP)を主に、各種アフェレシス療法を行っています。 また、心肺機能が著しく低下した患者さんに対し、経皮的心肺補助装置(PCPS)や大動脈内バルーンポンピング装置(IABP)を使用して、循環補助を行っています。 アフェレシス療法は除去目的の原因物質によって、使用する物品や方法も様々であり、基本的に緊急的な治療である為、突然の依頼に迅速かつスムーズに対応できるよう、日々、知識と技術の向上に努めています。


その他業務

  • 呼吸療法業務(使用中点検・換気モードアドバイス等)
  • 外来及び植え込み後のペースメーカチェック(研修中)
  • 中央管理機器に関する勉強会開催
  • 緊急の透析・心カテ・アフェレシスに対する24時間365日の拘束待機体制(緊急呼出業務)

臨床工学部より

患者さんと直接接する機会はそれほど多くはありませんが、病状回復に向けて縁の下で支える役割として臨床工学技士一同、他のスタッフと連携を取り全力で業務を行っています。 退院時や治療終了時、患者さんが笑顔で帰宅されるのを目標に、これからも頑張って行きたいと思います!

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